旧乾邸 文化財への道!3
ただいま、神戸市により修理の検討中だそうです。はやくお披露目されることを願います。
これまで
第一回入札は失敗、2億4千万円の希望価格に応ずる入札者はゼロ、応募は一旦打ち切り、11/5より再公募の予定です。
(財務省近畿財務局神戸財務事務所HP>すぐに購入できる物件・国有財産「旧乾邸」PDF

文化財としての落札条件はこうです。
【これまで】
2008年12月の発表で、神戸市指定文化財にしてから条件付入札を実施し、最低限の姿は残すことができることになりました。
旧乾邸の取得
旧乾邸については、財務省近畿財務局神戸財務事務所により、「すぐに購入できる物件」(先着順にて売払いを行う物件)として取り扱い、平成21年11月5日から売払いの申込受付を開始することが公表されていましたが、昨日11月5日、神戸市土地開発公社が申込みを行い、本日11月6日、売払いの相手方として決定されました。(神戸市国際文化観光局文化観光部文化交流課)
これまで
第一回入札は失敗、2億4千万円の希望価格に応ずる入札者はゼロ、応募は一旦打ち切り、11/5より再公募の予定です。
(財務省近畿財務局神戸財務事務所HP>すぐに購入できる物件・国有財産「旧乾邸」PDF

文化財としての落札条件はこうです。

1936年(昭和11年)築 設計:渡邊 節
乾汽船社長 乾新兵衛(1888-1940)邸 鉄筋コンクリート造
乾汽船社長 乾新兵衛(1888-1940)邸 鉄筋コンクリート造
【これまで】
2008年12月の発表で、神戸市指定文化財にしてから条件付入札を実施し、最低限の姿は残すことができることになりました。

限界まで崩れた別館の屋根
まず神戸市の文化財として指定し、その後入札(2009年3月)してもともと物納物件あった(1996年)ので国税化し、取得者は文化財であるためこの「旧乾邸」の使用や、改修には許可が必要になるというものです。須磨の室谷邸(惜別!須磨の室谷邸>>)とは同じ轍は踏まない・・・、ということか。「内覧会」もなんと約60回とのこと。関係者の皆さんのご尽力には頭が下がります。
阪急御影駅から徒歩10分、白鶴美術館のほど近くにあります。
問題は用途地域の用途規制。活用法に奇策出現が期待される。・・が、入札失敗の暁は、神戸市(or兵庫県)の英断を待つばかり。修理・活用工事を含めて数億を降らない費用は神戸市(or兵庫県)にとって破格か、安い物かは市民(県民)の判断でもあることでしょう。

3階手すりはネオクラシカル風
なんと敷地1200坪、床面積200坪余りの大豪邸。眼下に阪神間の港を見下ろす、旧乾汽船の社主の家。十年ほど前まではお住まいになっていたという。

玄関ホール吹き抜け部分のステンドグラスとブラケット型照明器具
硝子割がダイヤモンド型(菱形)なのは、古い教会などに見られるように平板硝子が簡単にできなかったころの鉛枠硝子の雰囲気をスタイルとして採用したのでは。
商売柄か来客をもてなす大ホールや園遊会もできそうな大庭園が今はすっかり主を失い荒れている。女中さんなどの従業員のための施設や厨房、蔵まであって、当時の優雅な生活が偲ばれる。残念ながら日本建築棟は'95年の震災を受け結果的に解体されてしまっている。
設計者は、大阪の綿業会館での豪奢な設計をした渡辺節と同じあって、共通する空間がある。

旧乾邸の大ホールと共通する装飾的用途の階段がある

左:これが乾邸の階段 中:ホールを外から見たところ 右:階段の優美な手すり(03.12.20のクリスマスコンサートの様子)
今回も合わせて数回の内覧会と称して、この建物を認識していただく見学会が催され、阪神間の有識者を中心に多くの人々が訪れている。杖をつく父母を連れた娘、息子さん方が目立ち、古きよき時代を知る世代に昔を懐かしみ語らせている。「そら、足下気ぃ付けや」、「昔はすごいなぁ」、「お母さんもこんな生活してたのぉ」、「へぇ、女中さんもいてはったん」・・・、と。
(財務省 近畿財務局 神戸財務事務所と連絡済091029)