和の住まい設計:稲上建築設計事務所

登録文化財の維持活用、古民家・町家の再生には公的補助と耐震補強でサポートします
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耐震診断と補強【西宮市】

民家再生の知恵 > 伝統構法の耐震
西宮市の江戸時代はなんと尼崎藩の所領で、西宮神社の「門前町」や「酒造業」を中心として現在に結びつく発展の緒に就いたといわれる。明治以降は、鉄道の広がりと共に阪神間の「住宅地」として発達し、西宮六園という象徴的な住宅地も作られた。また昭和の初めには関学や神女がヴォーリズにより設計され西宮の学研カラーが濃くすり込まれることとなる。
西宮市の耐震診断と補強(max.110万円の補助金)

西宮市の住宅、リフォームしながら耐震改修しましょう。
神戸市の耐震診断員の経験を活かして、身近な西宮の住宅耐震化(木造)をしています。伝統構法の建物を中心に、いまあるものを活かしたすっきりリフォームはいかがでしょう。「レトロ・モダン」、「和モダン」は心和むスタイルです。
建物拝見してから、契約→診断→耐震改修・リフォーム設計→工事です。
一方、近代以前の旧集落といえば、北部の生瀬、塩瀬、船坂などが特徴的で、伝統構法の茅葺き民家が多く残る。また、南部の市街地では、海岸部の今津には神戸の灘五郷から続く酒蔵地帯があり、江戸後期以来発展してきた残滓があるほか、武庫川以西の平野部では下大市や鳴尾、瓦林など旧村が今もかすかに昔のおもむきを残している。

西宮市で特筆すべき近代の文化財は、今津の旧辰馬喜十郎住宅(県指定文化財・石造オーダー)で、明治22(1889)年に完成した洋館で、大阪の泉布館や神戸の異人館の影響を受けたものといわれ、西宮市では非常に重要な近代化遺産である。その他、明治20年代のコロニアル・スタイルの住宅として、ウィルキンソン炭酸工場内に移築されていた技師住宅と工場開設後に建てられた住居があったが、すでに取り壊されている。

西宮市内の近代住宅地は、阪急沿線の甲東園・甲風園・甲陽園・苦楽園、阪神甲子園・香櫨園の西宮六園をはじめ、夙川駅北の丘陵地一帯に郊外型住宅地が広がっている。

西宮近代住宅の象徴的な建物としては、武田五一の設計した甲東園・芝川邸(2007年明治村に移築/登録形文化財)、JR甲子園口南の旧新田家住宅(松山大学温山記念会館/登録文化財)、旧甲子園ホテル(2009年登録文化財)等、それらの近辺には今もそれらの影響を感じる近代住宅が残る。

時代はさがり、高度経済成長を経て、西宮市は大阪-神戸の中間地としてベッドタウンとして多くの住宅建設を見せる。平野部の大手企業の社宅群、その周辺に広がる宅地化により閑静な住宅地が築かれつつ、また田畑が賃貸住宅建設や小規模宅地開発の波を被った時代も過ぎて久しい。

バブル崩壊後と2005年の阪神・淡路大震災を経ると一度に住宅地はマンション銀座に変っていく。社宅のほとんどはマンションになり、小規模住宅とマンションのでこぼこ風景を作り出す。

かろうじて、西宮六園や旧高級住宅地周辺では前時代の住宅が残る他は、昭和56年の建築基準法改正前の大量生産時代の住宅が多く残るのが西宮市の特徴で、耐震性能の確保が疑問視される建物の耐震化は市政の急務といえる。
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