和の住まい設計:稲上建築設計事務所

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古建具の再利用

知って得する最新リフォーム > 古くて新しいモノ
 古い住まいには、見るのもあきあきしたものがあふれています。特に日本人は「女房と畳は新しい方」とか「白木輝く檜の御殿」が大好きです。古いモノから新しいモノに入れ替わることはとてもフレッショな気分になれ、それはそれは清々しいものなので、じめじめ風土の日本に住む我々は、心身ともに「新しくなること」に無性にあこがれてしまうのです。
 でも、新しくなることで失うことの大きさについては、忘れがちな昨今です。リフォームを機会になんでもかんでも入れ替えてしまうと、古いけれどいいもの=「宝物」を失ってしまうことがあるので、要注意です。
 特に手作りの良品といえる住まいの中の工芸品的エレメントには特に注意しましょう。畳の床(とこ)、欄間、襖、建具、金物、照明器具、靴脱ぎ石、古タンス・水屋、壁土、床板・・・などなど。
 その中でも「建具」は最も取り外しと再利用に長けたものはありません。長年の使用に耐えてきて、かつ、しっかりしたものは必ずまた役にたってくれるのです。少なくともその材料が檜や杉の良材であれば、現在新規で造ると目が飛び出る高価な品であることが、本当によくあることなので、我々にとっては、とても大事に扱うものの第一ポイントです。

 捨てる前の品定め、そして、今までの活躍に敬意をもって、今一度、ごみ・瓦礫への道から引き戻してみてください。
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