さてこれを書いていた時点で、某TV番組「畳特集」の相談がありました。今回は畳について語らせようとのお話。
とてもありがたいですが、予習が難しいのか、世の中の標準的な「畳」への理解なのか、畳からの連想は、い草おもてやへり、日本間、畳メーカーぐらいで、もはや日本人にとっても畳は歴史上の遺物となっているようで、ちぐはぐな会話が進みました。
日本文化と畳、それを「和の住まい設計」として語らせたら、それはそれはなが~いお話になるのですが、TV番組でつまみ食いするとなると結構たいへんだなぁと痛感したやりとりでした。
これから先を生きる担当者さんには、こうした番組作りをきっかけに、今後いいTVイズムをつくっていってほしいいものです。
私の語りたかったこと。
- 室内で素足になる地域、たとえば日本と韓国、東南アジアにおける「床文化の違い」について
- 畳寸法の日本文化史・・・地方によって違う畳寸法
- 畳の間で暮らす人々から、畳生活の神髄をさぐる(茶道や京町家の達人に聴く)
- 畳と温熱環境・・・なぜここちいいか
式台については実例に沿って後日展開の予定です。