リビングヘリテージ Living Heritage

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170224 篠山の民家のたたみと縁 170224 篠山の民家 土間のかまど

リビングヘリテージとは、日本語で「活用されている文化遺産」のこと。その反対に活かされていない場合、デッドヘリテージなのでしょうか?

日本語で「活用されている文化遺産」とは、受け身ですが英語の「Living Heritage」では自らいきいきと生きているニュアンスを感じます。

歴史的建造物のいきいきした姿とは何でしょうか?そこにあるだけで意味あるものもあります。いっぽうで建物が受け身で生かされる姿にいは少し痛々しいものを感じます。

時代を読み、建物の存在価値を時空を超えて考えながら一時的にしろ、はっとする活用を考えねばならない。今はそんな時代かもしれません。

そういう意味で、「価値を考えるための存在」としての活用はどうでしょうか?

ミニマムな居住性を確保して、ミニマムな改修で、その場を感じるための施設にしてはどうでしょうか?もちろん不便もありますが、柱の傷や、壁のほころび、落ちかけた瓦にすら時を感じることができます。

グランピング感覚の歴史的建造物体験活用、グランピングinヘリテージを企画してみました。

グランピング(Glamping)とは、グラマラス(glamorous/魅惑的な)+キャンピング(Camping)の造語で、テント張りや火をおこして食事を作るといった煩わしさを主催者がサービスする、多くは「自然体験」型のリゾート施設といえます。

今回のヘリテージを使ったグランピングでは、不十分な温熱環境・設備でまるでキャンプするように、また歴史ある建物を探検する気分でありのままのヘリテージを味わうことを目指します。唯一無二の歴史的な魅惑の空間に泊まること、留まる施設提供ををこころみます。

>>続く