戦前の民家 耐震補強について

相談

兵庫県南部の街道筋に建つ民家です。おじいさんが80年ほど前に建てたということで、戦前の建物です。玉石基礎ですので、相談を掛けた大手の住宅メーカーからはリフォームを断られました。

耐震性や快適性を改善して、今後も住み続けていく方法について相談します。

一度見に来てもらえないでしょうか?

戦前の木造民家の基礎の例 煉瓦基礎

答え

まず所在地の地震ハザードマップを確認しました。川沿いの平野ですので、あいにく地盤がいいとはいいかねました。

次に、自治体が行っている耐震改修に関する補助金を調べてみました。耐震診断や補強設計、補強工事に対して補助メニューがありましたので、お知らせします。補助メニューを上手に使うことで、耐震性のダブルチェックも行えますので、ご一考をおすすめします。

ただし、補助事業に即したスケジュールや諸手続きの経費を見越して、補助を受けないケースも多くありますので、補助制度をよくご理解の上、進めてください。

昔ながらの間取りで開口部が多いと考えられます。また玉石基礎でありますので、どうしても耐震診断の評点が、使い勝手をよくしながら、建物のよさも残し、より安全で快適な民家再生に向けご提案の器械をいただけるようでしたら、ぜひトライさせていただきたいものです。

確認申請については、通常の規模の専用住宅ですので、10㎡を超える増築がなければ、必要ない地域ですので、リフォームに専心できるのではと思います。

とにかく、まずは拝見させてください。

大阪府南部の古民家と蔵