木造の教会建築 参考本

120601日本聖公会八木教会

教会と教会堂

教会と教会堂 増補版 – 2000/7/1
長久 清 (著)

教会建築もまた旧態依然として旧い時代のままであってよいわけではない。言うまでもなく、教会は時代がどのように変化しても、変わることのないものを持っている。その不変なものは堅持しつつ、変えてゆかねばならないものは、勇気と決断とをもって改革してゆかねばならぬ。教会建築においても、過去のものから離脱してゆかねばならぬ多くのものを持っている。そうしたことを敏感に受容できるよう、キリスト者自身が改革されねばならぬことに目覚めたいものである。
いずれの教会も教会堂がそうでない教職者、教会役員および一般会員諸氏も、是非本書を一読してもらいたい。
固有の会堂はなくても、何等かの形で礼拝の場はあるはずである。礼拝が行なわれるのに、このままの状態であってよいかということを改めて検討し、改めねばならぬところがあるかどうかを発見してもらう資料を提供できると思う。そして礼拝が正常に行ない得るよう改築するか、あるいは内部の配置を改めることなどすることによって、牧会上大いに役立つことになると考えている。このようにして、牧会上役立ち得るものとなることを念頭において、本書を執筆することにしたのである。
巻末に、一粒社ヴオ=リズ設計建築事務所の石田忠範氏による「教会堂建築着工までの手順」を、附録として掲げた。・・・1998長久 清

礼拝学的見地からプロテスタント教会の礼拝堂建築について検討を加え、その空間の意味を尋ねた書物は日本では「礼拝と礼拝堂』が初めであった。一九七O年の初版から三O年が経過した近年、優れた礼拝学に関する書物が翻訳を含めて数多く出版され、現代のプロテスタント教会において「礼拝とは何か」、あるいは「礼拝の刷新」についての切実な関心のあることを示している。このような状況に並行する礼拝堂建築に関する参考書として『教会と教会堂』に替わる新しい出版はなく・・・(2000石田忠範)

教会堂の成立

教会堂の成立―キリスト教世界の歴史的記念碑序説 (1968年) (東海大学文明研究所シリーズ〈8〉) 1968/1/1
尚樹 啓太郎 (著)

図説 キリスト教会建築の歴史

図説 キリスト教会建築の歴史 (ふくろうの本) – 2021/3/25
中島智章 (著)

美しいステンドグラス、聳える尖塔、キリストの物語を綴る彫刻。キリスト教会建築の歴史を知ることは、西洋建築史の理解につながる! ノートル・ダムの火災等最新の情報を加えた増補新装版。