これでいいのか?耐震補強 古民家再生にはイレギュラーがいっぱい
2023年版住宅工事仕様書と古民家再生
「住宅工事仕様書」とは、設計図面に表せない内容を書類にした「工事のトリセツ」のようなもので、工事の材料基準だけではなく、期待する性能を実現するための施工方法が書かれています。いわば工事請負契約書に添付する工事の約束のひとつです。
ここでは古民家再生においても「【フラット35】対応木造住宅工事仕様書」を基本に、どこまでの仕様や性能を約束できるかを考えてみましょう。古民家の良さを残したいとか、古い家の改修だからここまででいいか、といった単なる古民家リフォームでは夏暑く冬寒い古民家の欠点が解消されません。ああ○○ハウス・○○ホームのような高気密・高断熱で光熱費が安く済む家・子供や高齢者が安心して暮らせる家がよかったな、、、と後悔しないようにせっかく行う工事に関してその効果が少しでも上がるよう予めチェックし施工者と共有することが必要です。
特に古民家再生できるようなベテランの施工者は古い物事や伝統工法はよく知っているが新しい技術や商品に対する知識が乏しいこともあるので、今時の常識を仕様書を通して確認してもらいましょう。住むのは今の人ですから。
フラット35とは、全国300以上の金融機関が住宅金融支援機構と提携して扱う「全期間固定金利型住宅ローン」で対象は新築住宅の建設資金・購入資金または中古住宅の購入資金。技術基準適合住宅でなければ融資の対象とならない。その適合基準を示したものが「住宅工事仕様書」=工事を可視化するバイブルである。

【フラット35】対応木造住宅工事仕様書では、
断熱構造基準強化、省エネ仕様基準を掲載し、【フラット35】S(ZEH)、【フラット35】維持保全型(長期優良住宅)も新設されています。
付録に、住宅の維持管理方法のポイントとして、住まいの履歴情報の保管についても記されています。
古民家再生はイレギュラーだらけ
フラット35対応 木造住宅工事仕様書[解説付]2025年版>>amazon
独立行政法人住宅金融支援機構 (編集)
木造軸組工法等の工事仕様書として、建築基準法に基づく告示等および【フラット35】技術基準に基づく仕様を、わかりやすい用語解説や豊富な参考図、付録等とともに収録。
また、関連項目の検索に便利な参照ページを表示するとともに、巻末には索引を掲載した。
本仕様書は、フラット35の設計検査、工事請負契約等に添付して使うことができる。

